はじめまして アイルじいさんじゃ

みなさん、はじめまして

ワシの名前は、アイル。
アイルランドの国から  はるばるやってきた伝統的なスタイルのキッチンストーブじゃ。
ワシの年齢は、あんまり言いたくないけど、120歳。
だから、この店のみんなに「アイルじいさん」と呼ばれとる。
どうぞよろしくな。

アイルじいさん

ワシがアイルじいさんじゃ                                             アイルランド製 ウォーターフォード スタンレー クックストーブじゃ

 

ワシの体の横には、素敵な模様があるんじゃよ。
こう見えて、おしゃれさんなんじゃよ。
ワシの体の扉つきのウォーミングシェルフ(保温棚)では、
食器を温めたりできるし、ストーブのトッププレートでは、
煮込んだり、保温もできる。
ワシのお腹の中では、左側の扉の中に薪を入れて焚くと、
右側の二段の棚で、いろんなものがふっくらと焼けるんじゃよ。

さて、ワシが、この店でどうして過ごしておるのか、
ちょっとだけ、聞いておくれ。
ワシは、この店に来たとき、余生をのんびり過ごせると思っておった。
120年間のいろんな思い出や、出来事をお店に来た人にじっくり話して
聞いてもらい、ワシら薪ストーブの持つ、温かみ、役割、炎が作る、
人の輪なんかをかっこよく話すつもりじゃった・・。

店の名前は「アローフィールド」という。
オーナーのノアちゃんは、初め、薪ストーブと薪を販売するだけのつもりでおった。
なので、ノアちゃんのペースでポチポチと薪や薪ストーブの販売をのんびりとやっておった。

あれは忘れもしない。
あるとき、豆柴犬のゆりちゃんを散歩させていた飼い主さんが
アローフィールドの前を歩いておった。
その時、ノアちゃんが薪ストーブで出来た焼き芋を飼い主さんにどうぞ~と差しあげたんじゃ。
すると、ゆりちゃんの飼い主さんがそれを手にしながら、
「薪ストーブの火を見ながらコーヒーが飲めたらええのう」そう言われたそうな。

それならば、薪ストーブの良さや役割を知ってもらえるカフェを作ろう!と
ノアちゃんが思いたち、はじめたのが「薪カフェ」じゃ。

看板も出さず、駐車場もあんまりない、ノアちゃんもカフェをしたことがない、の
ナイナイづくしじゃったが、心の優しいお客さまの口コミのおかげで
今日も「薪カフェ」はゆったりとくつろぎに来られるお客さまが絶えん。
誠に、お客さまに支えられて、ここまで来れたとワシたちは、
いつだって感謝しておる。

ま、そんな訳で、ワシはのんびりするどころか、
毎日毎日、朝から薪をどんどん入れられて、フル回転で働いておる。
やれやれ、と思いながら、ワシの心はどこか弾んでおる。
ワシのお腹で焼かれていく、素朴なパンやぷっくりと焼けたピザを見て、
「美味しい!」と喜んで下さるお客様の顔を見ると、
生涯現役もええかの~と思うようになった。

でも、ワシも歳じゃ。
お腹の調子がよくなくて、温度の調節がうまくいかん時がある。
そんなとき、ノアちゃんはお客様に申し訳なさそうに言うのじゃ
「今日はストーブの火の調節が難しいです。
なかなか思うような温度になってくれません」
ノアちゃん、ワシみたいな老齢でデリケートなジェントルマンを扱うには
まだまだ経験が足らんのじゃよ、と心でひそかに思いつつ、
ワシはその日を静かに耐えることにしとる。
大人の男は、女性にいつでも優しくあるもんじゃ。オッホン。

さて、ワシの話をくどくど話しすぎたかのう。
年長者のワシが、アローフィールドのお店をもう一度簡単に説明させてもらおう。
アローフィールドは、不器用じゃが、頑張り屋さんでかわいいオーナーのノアちゃんと
心の優しい働き者で美人の3人の女性スタッフが薪カフェをしておる。
そして、ストーブの設置や薪の配達には、専門の頼もしい男性スタッフがスタンバイしておる。
そして、このお店を作った本当の目的は、ノアちゃんの「愛媛の森を守りたい」と
いう純粋な思いじゃ。
一度、人が手を入れた森は、手を入れないと荒れてしまう。
山育ちのノアちゃんは、小さな頃に遊びながら思い出を作った森が荒れてゆく
光景を大人になって見た。
そして、その光景が心を離れず、幼い自分を育んでくれた森のために、
いつか何か自分にもできることはないか、と思うようになったらしい。

ワシもノアちゃんの考えに大いに賛成じゃ。
森も自然も、みんなが意識して守ってゆかねばならん。

ノアちゃんの夢は、まだまだ続くらしい。
ワシは、汗をかきながら、くるくると懸命に働きながら、
来て下さるお客様の幸せを願っているノアちゃんが
何だか自分の孫のように思えてきて、
愛おしいし、誇らしいんじゃ。
営業時間はワシが、のんびり屋のノアちゃんに代わり
お伝えしておきますじゃ。

駐車場が狭いので、なるべくお乗りあわせでお越しくだされば助かります。
お食事のご予約もお電話でノアちゃんが、承っとります。
みなさん、ワシやノアちゃん、かわいいスタッフに会いに来てくだされ。
お待ちしとりますじゃ。

 

薪ストーブ・薪販売会社「ARROW FIELD(アローフィールド)」

営業時間  午前10時~午後5時
薪ストーブ・薪関係 問い合わせ ℡089-960-6630

薪カフェOPEN 午前11時30分メド(パンの焼け具合による)~午後3時 
薪カフェ予約・問い合わせ  ℡089-960-6632
※薪
ストーブ工事、薪の作業等により、カフェの臨時休業あり

定休日  日曜日、月曜日

※薪ストーブのご相談については、お客様のご都合に合わせ
休日や時間外でも可能な限り対応させていただきます。
お気軽にお電話ください。

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